歩けないエスカレーターのアイデア(ブレストごっこをしよう!)

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もちろん、諸々の制約条件をすべて潰していくのは大仕事だし、実際やるとなると素人では想像もつかないようなハードルが色々あるのだろうことは分かるけど、なんとなく感覚としては絶対どうにもならないレベルの話とも思えないんですよね、この件。

なんで素人の自分がそう感じるのかなぁと考えてみたんですが、ひとつには「これまで真剣に検討したことがある人が少なそうだから」っていうのがありそうだと思いました。

チェスタトンのフェンスって話が出てたけど、フェンスが建てられた理由(歩けないエスカレーターが作られなかった理由)は単純に作ろうとした人がいなかったから、という可能性も多分にあるのでは、と。

だって、この件、何をどう対策するにしてもコストアップになる可能性が高そうですからね。

なんかラテラル・シンキング的なアイデアで一発逆転の可能性もない訳じゃないでしょうけど、そもそも今までと何かやり方を変えるっていうこと自体がコストですしね。

現状上手く機能しているものの改良って、よほど社会的要請が高まらないと誰も手を付けようとはしないですよね。

逆に言えば、仮に今が多少のコストアップを許容できるだけの社会的要請が高まった時代だと考えるなら、実現の余地は普通にありそうだと考えるのは別段おかしくない発想だと思うわけです。

そんな感じで「まあ、これまでほとんど真剣に検討されてこなかったことだろうし、世の中の空気も変わってきているので、今ならワンチャン行けそうな気もするんですが、プロの人はなんとか考えてもらえませんかねぇ」という気持ちでいるところに「誰もやってないことは出来ないことなんじゃね? 違うというならまずはお前が具体案出してどうぞ」と言われると鼻白まざるを得ない訳ですが、でもまあ、ブレスト的に思いついたアイデアを精査せず言いっ放しにする作業って普通に楽しいですから、そんなスタンスで考えてみましょうか。

99%ダメ出しされるの前提でも、数打って行けば、そこから突破口が生まれたりするもんですよね。ブレストの原則です。

 

とりあえず、私がパッと思いついたのは、数段置きに手すりからバーを伸ばす方法。

安全性や強度など諸々のことを考えると、長さはそんなに長くなくていいんじゃないですかね。

15cm~20cmくらいでいいんじゃないでしょうか。

これだと完全に「歩けない」という訳ではありませんが、要は大多数の人間が歩かなくなれば、あとはその人間たちが「歩けないエスカレーター」を実現するためのパーツ(障害物)として利用できる訳ですので、必要なのは厳密には「絶対に歩けないエスカレーター」というよりは「いかにも歩きたくなくなるようなエスカレーター」だと思います。

あと、ぶつかったり挟まれたりすると危険なので、なるべく柔らかいもの(スポンジみたいなもの?)がいいと思いますが、そうなると耐久性はどうでしょうね? その辺、知識がないので分かりませんが、ブレスト形式なので言いっ放し上等ということで。

ただ、これだと乗るときと降りるときに邪魔になりそうですね。

あと、下側逆向きに戻ってくるときに土台にぶつかってぶっ壊れます。

土台を貫通させると、今度は足払いされることになるので、いずれにしてもそのままでは実現はできそうもない。

やっぱりバーは人間昇降中と下降中以外の「人が静止して乗っている区間」だけに存在する形にしないとダメっぽいですね。

それ以外の区間は遮断機のように開閉させたり折りたたんだりするか、あるいはそもそもバーを紙風船みたいな素材で作って萎ませるか、マジックハンドみたいな蛇腹構造にしてビヨーンとまっすぐ横方向に伸び縮みさせるか、うーん、どんな方法がいいでしょう?

↑蛇腹式のマジックハンド

 

というか、いっそ手すりと一体化させないで、別口でバー専用の回転体を設置するのがベターかもしれませんね。

これなら既存のエスカレーターに後付も可能そうですし。

とまあ、あれこれ適当に言ってきましたが、これ以上細かいことは素人が考えても、どうせムラだらけ穴だらけになるので、ここらでストップしておきましょう。

そもそもこれがベストソリューションなんて胸を張る気はないですし、ブレストの一案に過ぎませんからね。

でもまあ、こうやってみんなでアイデアを出し合ったら、なんかできそうなレベルの話に思えるんですけどそれでもやっぱりダメですかね?

まあ、大喜利含めて、こうやってみんなで色々無責任にアイデアを考えるのは楽しいよね、ってところで、今日はおしまいにさせていただきます。

それでは。

 

追記

ちなみに私の本命は「歩いても安全なエスカレーターを作れ」派です。

具体案? 知らん。頑張れ。以上!